子犬の健康管理

●健康のバロメータ●
健康を見る子犬のバロメータは糞です。糞は硬いのが普通の状態であり、
極端に下痢がちの場合(ティッシュで掴めないなど)獣医に見せて下さい。
最初は環境が変わった為に少し軟い場合もありますが、それは気にしなくても結構です。

子犬1


ブリーダー段階で虫下しを飲ませていますが、これが出ないケースが
あり環境が変わって動き出して下痢の症状を見せる場合もあります。
●子犬との生活●
子犬は疲れています。とにかく3日ほどは我慢してゆっくり休ませて あげて下さい。
ケージから出たがってキャンキャン泣いていても負けないで下さい。
最初のうちは興奮して騒ぎます。負けて出したら癖になります。
食後に遊んであげる時に出してあげるなど、小さいルールを決めて 対応してください。

トイレは位置を決めたら動かさないで下さい。寝床は狭くて構いません。
(ケージや運搬用のペットポイジャーなど)
食後にダッコしてそこに連れて行きます。広めにしておくとそこで 動く事により、利尿作用が生じます。
そのうちに、自分でそこに移動 してトイレを済ますようになります。

生後約4ヶ月間は、歯が生え変わるまで甘噛みがあります。
その場合、まずは背中をなでるようにし、それから後ろ向きにし、
胸と下あごを押さえます。下あごを押さえると噛めない状態に なります。(マズルコントロール)
それを繰り返す事により、そのうち学習して噛まなくなります。

3日間程度の夜泣きは当たり前です。さりとて寝床に連れて行くなど
あまやかさないで下さい。世の中の本には夜泣きしない為に、
子犬が 育った時のタオルなど添えてあげるなどと書いてある場合もありますが 考えものです。
いつまでも新しい環境になじまないことに繋がるからです。
☆子犬は1日に20時間寝ています。
朝晩お帰りになってから時間を決めて 遊んであげて下さい。

●ワクチン接種について●
生後2ヶ月目と3ヶ月目に獣医に連れて行き混合ワクチンを接種して 下さい。
地域によっては3回打つ獣医もあります。
料金は地域によって違いますが8000円前後かかります
。 なお、この時に子犬の便を持参して検査していただくことをお薦め いたします。子犬は意外と回虫がお腹にいるケースが多い為です。
その場合、虫下しなどを獣医が飲ませてくれます。

●その他の大切なこと●
お散歩やシャワーは90日ワクチンが終わって1週目のデビューと 考えてください。
但し、ダッコして外に連れて行くのは構いません。
また、お尻が汚れている場合などは部分洗いや蒸しタオルで拭いて あげる分には構いません。

獣医さんのことを悪く言うつもりはサラサラありませんが、
近所の人 から聞いて流行っている所に行ってください。
料金をボル獣医がいたり、ブリーディングの知識や環境を知らない 獣医がほとんどですから、
何かあるとブリーダーのせいにしがちです。
虫や耳ダニの問題はどんなに気を遣っても完全には排除できません。
仮に発見したら薬投与で排除できますから慌てないでくださいね。

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